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感染症

ワクチンのある病気はワクチンで予防するのが一番

犬のワクチンで予防できる代表的な感染症

①ジステンパー②犬伝染性肝炎③犬パルボウィルス感染症④レプトスピラ病(黄疸出血型)⑤レプトスピラ病(カニコーラ型)⑥犬アデノウィルス2型感染症⑦犬パラインフルエンザ感染症
ジステンパー・伝染性肝炎・パルボは犬の代表的な伝染病で感染力が強く、死亡率も非常に高い病気です。
レプトスピラ病は人も感染する人獣共通感染症です。保菌している齧歯類(ネズミなど)や犬の尿が感染源で、尿毒症を起こして死亡する例が多い病気です。亡する例が多い病気です。

当院で接種している犬のワクチンの種類

7種混合ワクチン:上記の7種類の感染症が入っているワクチンです。このワクチンは2つのメーカーの製品を用意しています。ワクチンにかかる費用の面から、どちらかの選択が可能です。
2種類ワクチン:ジステンパーとパルボが入ったワクチンです。
◆レプトスピラ菌は湿った場所に潜んでいます。そのため、田畑、ため池や河川が近隣にある当地域では、レプトスピラ病まで入っている7種混合ワクチンがお勧めです。
◆「7種混合まではいらない」と思われる飼い主様には、次善の策として、特に死亡率の高いジステンパーとパルボの入った2種混合ワクチンがお勧めです。

 

犬のワクチンの接種時期

子犬:初乳を飲んでいる子犬には、移行抗体があるので、数回接種する必要があります。
 
●1回目:生後30~40日(この時期は、ほとんどの子犬はペットショップで接種済みと思われます。
接種済みの子犬の購入時には『予防接種証明書』が付いています)。
この時期には2種混合ワクチンを推奨します。
●2回目:生後約2ヶ月。7種混合ワクチンを推奨します。
●3回目:生後約3ヶ月。7種混合ワクチンを推奨します。
 
成犬:1年ごとの追加接種が必要となります。
◆高齢犬になると「もう歳やから」と考えて、接種しない飼い主様がおられますが、高齢犬ほど抗体産生能力が低下してしまうため、毎年の追加接種が一層必要となります(高齢犬とは、およそ7才以上をいいます。)

 

猫のワクチンで予防できる代表的な感染症

①猫ウィルス性鼻気管炎(FVR)②猫カリシウィルス感染症(FVC)③猫汎白血球減少症(FVP)④猫白血病ウィルス感染症(FelV)
FVRFVCは人の病気にたとえれば、「インフルエンザ」によく似た病気です。猫は、鼻ヅマリを起こすと、口で上手に呼吸ができません。そのため食餌・飲水ができなくなってしまい、栄養失調と脱水によって衰弱死することがあります。 
FVPは猫パルボウィルスが病原体で、高熱・嘔吐・下痢を示し、血液中の白血球が著しく減少する病気です。
FelVは感染した猫の約20%が白血病を起こし、残りの80%は貧血・がん・リンパ腫・腎臓病・その他いろいろな臓器や器官の慢性疾患を起こす病気です。免疫不全になってしまい、根本的な治療法がありません。

当院で接種している猫のワクチンの種類

猫4種混合ワクチン:FVR・FVC・FVP・FelVの入ったワクチンです。
猫3種混合ワクチン:FVR・FVC・FVPの入ったワクチンです。

猫のワクチンの接種時期

子猫:生後約2ヶ月から始め、3~4週間隔で2回接種します。
成猫:1年ごとの追加接種が必要です。

フィラリア症

ワクチンのある病気はワクチンで予防するのが一番

原因と説明

①蚊に刺されることにより、心臓(右心房・右心室)・肺動脈にソーメン様の虫が寄生する病気です。
その結果、循環不全や肺動脈栓塞等をおこして、次第に衰弱してしまいます。
②蚊は、特別な蚊ではありません。普通一般にいる蚊です。
③毛が生えていても、屋内飼育犬でも蚊に刺されて感染してしまいます。
④濃厚感染地域では、1年間で100匹以上の成虫が心臓に寄生することがあります(犬)。
⑤「フィラリア」は、日本語では「犬糸状虫」と言いますが、犬だけではなく猫や人にも感染します。
⑥猫のフィラリア症は早期発見が困難で、発症した時はほとんどが手遅れです。そのために予防が最良の方法となります。

 

予防法

①犬猫とも、毎年5~12月の間、毎月1回、予防薬を内服させてください。
②犬の予防薬は粉薬・錠剤・チュアブル(肉の塊)といった3タイプがあり、それぞれの犬に応じた飲ませやすいものが選択できます。当院では、錠剤につきましては2つのメーカーの製品を用意しておりますので、薬代の面からも選択可能です。
③猫の予防薬はチュアブルタイプだけとなります。

よくあるご質問

予防薬開始前の血液検査をしない動物病院があります。飼い主としてはその方が便利なのですが・・・。

確かに一部の動物病院では、毎年の予防薬開始前に、ミクロフィラリアの血液検査(抗原検査ではありません)をしないで、予防薬を渡しているところがあります。しかし、 ミクロフィラリア陽性犬に予防薬を内服させると、ごくまれではありますが、ショック死をおこすことがあります。このことは予防薬の説明書にも明確に記載されています。無検査での投薬ほど危険なことはありません。この行為は、検査料を取らないので、一見良心的なようにもみえますが、犬の生命にかかわることですから、結局のところは犬を粗末に扱っていることと同じことになります。

毎年予防薬をきちんと内服しているので、感染している可能性がないのに、なぜ血液検査が必要ですか。

以下のような場合感染している可能性があります。
・犬の体調不良等で予防薬がうまく吸収されなかった場合:世界的レベルで、このような症例報告があります。
・どこかで隠れて、嘔吐していた場合:飼い主様が気づいていないことが、まれにあります。

動物病院によって予防期間が違うのはなぜですか。

予防薬は、蚊の出始めた時から、出終わって1か月後まで、飲ませることが必要です。それゆえ、大阪府下における服用期間は5月から12月までが必要時期となります(12月に蚊が飛んでいる高気温の年は、翌年の1月まで必要です)。最も大切なことは終了の時期です。この予防期間に関しても、一部の動物病院では11月で終了している所があります。このような行為は、結局のところ予防費用を安くおさえるためだけの行為で、「あさはかな行為」で、大切な犬のことなど全く考えていないと言わざるを得ません。

うちの犬は予防薬を飲ませていないがフィラリアにかかっていません。それでも飲ませる必要があるのでしょうか。

①ご近所の犬が予防してくれている効果の結果だけのことであり、現時点では感染源がないからうつされていないものと考えられます。
②昔に比べて1年間に感染する虫体数が少ないため、発症するのに年数がかかります(10年以上かかる犬があります)。発症した時はほとんどが手遅れです。無症状の間に検査をされて、早期発見に努め、予防することが良いでしょう。

飲まし忘れたのですが・・・

①気づいた時点で、できるだけ早急に飲ませてください。翌年の血液検査では「抗原検査」も行って、感染の有無を確認されたらよいでしょう。
②携帯電話やパソコン等で、内服日の前日に飼い主様へ当院からメールで連絡するサービスがあります(無料)。ご遠慮なく、お申し付けください。

人にもうつるのですか?

人にもうつりますが、本来の終宿主ではありませんので、犬や猫のように成虫が心臓や肺動脈に寄生するのはきわめてまれで、未成熟虫が肺や皮下に肉芽腫を作ります。このことは全世界で多数報告され大きな問題となっています。このようなことからも、公衆衛生上の観点から、犬や猫の予防は大切です。

狂犬病

ワクチンの接種は法律で決められています

①わが国における全ての犬の飼い主は、「狂犬病予防法」という法律により、生後91日以上の犬には、毎年1回のワクチン接種が義務づけられています。なお、違反者には処罰規定があります。
「うちの犬は咬まないから」とか、「外へ出さないから」と言って、予防注射をしないで済ませておくことは、正当な理由にはなり得ません。
 
②狂犬病は、発病すれば人も動物も100%死亡してしまう大変恐ろしい伝染病の一つです。
 
③狂犬病は犬を予防すれば人への感染も防ぐことができます。ですから、人を狂犬病から守るためにも、この予防注射は行われています。
 
④狂犬病は、今なお世界中で発生しています。幸い我が国は数少ない狂犬病清浄国のひとつです。
しかしながら、外国との人や物、動物の行き来が盛んな今日では、油断は禁物です。
 
⑤毎年4・5・6月が、狂犬病予防注射月間ですが、当院では一年中いつでも受け付けております。

ご参考までに

海外では、毎年4~5万人という大勢の人が、狂犬病で命を落としています。我が国では、幸いにも1957年(昭和32年)を最後に狂犬病の発生はありませんでした。しかし、2006年11月に海外渡航者が現地で狂犬病の犬に咬まれて、帰国後に発病し死亡したという例が、相次いで2件発生しました(京都・横浜)。
 
 それ以降、警察や保健所等の関係当局は、多頭数の犬を飼育しており、また特段の理由もなしに、狂犬病の予防注射をそれらの犬に受けさせていない飼い主に対して、逮捕し送検するということが増えています。

料金明細

狂犬病予防注射料金 2,700円  注射済票交付手数料(八尾市納付) 550円  合計3,250円
登録料(八尾市納付)3,000円
登録料は犬の一生涯に一度だけ必要です。注射済票交付・登録は当院で代行しています。
 
(狂犬病予防注射関係の料金は、すべて公共料金のため消費税込みです)
 
厚生労働省  http://www.mhlw.go.jp/ 厚生労働省検疫所  http://www.forth.go.jp/

ノミ

ワクチンの接種は法律で決められています

ノミの被害は犬や猫だけではありません。人にも感染する病気があるため、公衆衛生上の観点からも、
ノミの駆除や予防は重要です。

ノミに引き起こされる代表的な病気

■ノミアレルギー性皮膚炎■
*ノミの吸血によりその唾液が体内に入ることで、アレルギー反応が起こります。その結果激しい痒み
や脱毛を伴う皮膚炎を示します。また、ノミの成虫の寄生がなくても、ノミの幼虫の脱皮殻に接触するだ
けでもアレルギーになることもあります。
*人もノミに咬まれるとノミアレルギーを起こします。
 
■瓜実条虫の感染(「ウリザネジョウチュウ」と言います)■
*条虫の卵を食べたノミの幼虫が成長し、成虫になったノミを犬や猫がグルーミングなどで食べてしまう
ことにより条虫が小腸に寄生し、下痢や嘔吐の原因になります。
*瓜の実に似た片節が、糞便や肛門の周囲に付着します。
*人も誤ってノミを摂取すると感染することがあります。世界的には数百例が報告されています。
 
■猫ひっかき病の感染■
*バルトネラヘンセレという菌によって起こる病気で、感染猫から他の猫へノミが媒介します。
*猫には症状が出ませんが、感染した猫に人が引っかかれたり、咬まれたりすると、リンパ節が腫れて
発熱や頭痛をおこすことがあります。公衆衛生上の観点から、ノミの予防が重要となります。
 
■貧血■
*子犬や子猫の場合、大量に寄生すると、吸血されることにより貧血を起こすことがあります。

◆室内で飼っている動物にも、危険が迫っています◆
室内で飼っているからといって、安心してはいけません。家の近くだけを散歩させただけで、ノミが寄生してしまうこともあります。
 
◆油断していると、とりかえしのつかないことに◆
たった数匹のノミでも、孵化をくり返しながらどんどん繁殖し、いつのまにかノミだらけという事態になる恐れも少なくありません。ノミのライフサイクルが循環するには、室温が13℃もあれば充分であり、注意を怠るとわが国では年中繁殖してしまいます。

▼現在のノミの薬は成虫を駆除するだけでなく、ノミの卵の孵化をも阻止し、再寄生を予防するタイプが主力です。当院で入手可能です。▼