体表の病気

皮膚炎(皮膚病) DERMATITIS

  • 俗に湿疹と呼ばれている皮膚病。
  • 感染かアレルギーで起こります。
  • シャンプーのし過ぎやシャンプー時のこすりすぎが原因のものもあります。
  • シャンプーは1~2回 / 週が原則です。(これ以上や以下でもダメです)
  • シャンプーは指の腹で優しく洗う。
  • 爪を立てたり、ブラシでこすらない。
  • 痒みがあり、患部を舐めたりひっ掻いたりします。

アレルギー性皮膚炎

(重要度:★★★)

  • アレルギー物質の摂取や接触で起こる。

1.食物アレルギー

  • 食物の肉や小麦等でアレルギーを起こす。
  • 療法食の低アレルギー食かゼロアレルギー食に切り替える。

2.ノミアレルギー

  • ノミの唾液(吸血時に唾液を注入される)で起こる。
  • ノミの予防と駆除。

3.接触アレルギー

  • プラスチックや化学繊維の接触で起こる皮膚炎。
  • プラの食器で、口の周りに炎症を起こします。
  • ステンレスの製品に変える。
  • 化繊の首輪、胴輪や服が接触する所に炎症が生じる。
  • 革製の製品に変える。
  • 化繊の服を綿か絹100%に変える。もしくは服を着せない。

【アレルギー性皮膚炎の治療】

  • 最初にアレルギー物質の摂取や接触を断つ。
  • 次に抗アレルギー剤か副腎皮質ホルモン(ステロイド)で痒みや炎症を取り除く。【上記同時2点セットの治療が必要】
  • シャンプーは週1~2回

アトピー性皮膚炎

(重要度:★★★)

  • アトピー素因と言う体質があって、慢性・反復性に皮膚炎が生じる難治性の疾患。
  • 過去にコナヒョウヒダニ(ハウスダストのダニ)の感作があり、IgE(免疫グロブリンE)が介在する免疫異常の疾患。
  • 顔(眼周囲、口周囲、耳介)や肢端(指間や屈曲部)の痒みを特徴とする。
  • 皮膚病変は急性期では紅斑、慢性期では蘚苔化を特徴とする。
  • アトピーの犬では細胞性免疫(Tリンパ球)が障害されているため、二次性のブドウ球菌性膿皮症になりやすい。

【アトピー性皮膚炎の治療】

  • 副腎皮質ホルモン(ステロイド)の内服。
  • 初期投与量で症状が安定したら、維持量へ約4~8週間かけて減量と投与回数を漸減していきます。
  • この薬は高用量で長期間の使用は副作用がでるため。
  • その後はより副作用の少ない免疫抑制剤を使用しますが、効果は副腎皮質ホルモンより若干落ちます。
  • この病気は残念ながら完治はしません。
  • そのため、治療の主目的は症状をコントロールすることです。
  • 内服薬で痒みが落ち着いたら、次に外用薬で痒みを持続的に抑え、シャンプーで皮膚を清潔にする。
  • 他のアレルゲンとの接触も極力避ける。(1番にすることは、フードを低アレルギー食かゼロアレルギー食に切り替えること)

光線

【紫外線】アレルギー

  • 紫外線で鼻の頭が赤黒くなる皮膚炎。
  • 鼻の長いコリー・シェルティー・ダックス等に多い。
  • 光線の強い夏場に多い。まれに皮膚がんになることがある。

膿皮症

(重要度:★★★)

  • 表在性膿皮症と深在性膿皮症に分類されるが、治療に関してはほぼ同じ。
  • 空中や皮膚の常在菌(ブドウ球菌)の感染で起こる。
  • 膿皮症と言いますが肉眼的な“膿”を持つことは少ない。

【膿皮症の治療】

  • 抗菌剤を最低でも2週間、長い場合は6~8週間使用します。
  • 抗菌剤入りのシャンプーで週1~2回洗います(洗う回数はそれ以下でもそれ以上でもダメです)

外傷性化膿性皮膚炎

【急性湿性皮膚炎・ホットスポット】(重要度:★★)

  • 俗に急性湿疹と呼ばれている。
  • 痒みの原因は色々ですが、限局性で強い痒みがある。
  • 痒みのため、過度に咬んだり引っ掻いたりして、自分自身で一層悪くする。
  • 表皮のもっとも表面での細菌増殖によって発症する表面性膿皮症。

その他の菌の感染

  • 空気中や土の雑菌・糸状菌・酵母類等の感染。

アカラス

【毛包虫症】(重要度:★★)

  • ニキビダニ(顕微鏡で見ないと見えない小さなダニ)の感染。
  • 全身性と局所性があり、免疫不全で全身性になる。
  • そのため全身性は難治性が多い。
  • 昔は幼犬~子犬(まだ、免疫系が充分に発達していない年齢)に多い皮膚病でしたが、最近は長寿の犬が増えて、高齢~老齢による免疫不全のため増加しています。
  • 猫では非常にまれ。

【アカラスの治療】

  • 1週間に1回の割合で、シャンプーと殺ダニ剤の薬浴
  • 免疫不全が存在すれば免疫賦活剤を使用。

脱毛 HAIR LOSS

  • 皮膚炎が長期に及んだ場合、二時病変として脱毛が生じます。
    これは皮膚炎が治癒すれば、また発毛します。
  • 自分で皮膚を咬みちぎったり、長期間の炎症で瘢痕形成した部位は肉芽組織に置き換えられます。これは、毛包が無いため脱毛したままです。

1.炎症性

・細菌性毛包炎 ・皮膚糸状菌症 ・アカラス(毛包虫症)

2.非炎症性

・先天性脱毛症(パターン脱毛)・脱毛症X(アロペシアX)・毛包異形成 /毛包異栄養症 ・ 内分泌疾患

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